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今月のジャンプスクエア感想

<屍鬼>
小野不由美先生の名作ホラーを藤崎竜先生が漫画化!……いやああーーっ!ホラー嫌い!おばけめっさ怖い!そんな私ですが友達が『そんなに怖くなかったよ』と言ってたので原作の方は読みました。……やっぱ怖いじゃん!いや、怖いと言うか後味が悪い。ダメだー!死ぬなー!と思ったキャラは死ぬしコイツ胸に杭打たれて死にやがれ!と思ったキャラは生き残るし。まあ後味スッキリなホラーというのも考えものなのでそれはそれでいいのですが。というわけで漫画版屍鬼ですが、こりゃなかなか面白かったです。小野先生の原作の雰囲気にひっぱられる事なくちゃんと藤崎先生の漫画になっています。静信がめっちゃイケメンになってて笑った。大川親子のアレンジっぷりが好きだわ〜。死体にウジがたかってる怖い絵もあったりするのですが、藤崎先生の絵は基本あっけらかんとしたシャープな絵柄なんでホラーが苦手な私でもすんなり読めました。いや、ホラーならホラーっぽい怖い絵にしろとお思いでしょうが私のようなビビリにはこれくらいあか抜けた絵柄の方がいいんですよ!怖いのイヤ!

<岸辺露伴は動かない>
今月はこの作品目当てで買いましたとも!今月のスクエアのメインイベント!荒木先生のご登場です〜わ〜わ〜。しかしやっぱり感想が書きづらい。はい、この漫画のために買う価値アリの十分に面白さでした。ええと…あとは登場人物が女子大生と出た所でどんなビッチ女かと思ったらそんなにビッチじゃなかった。あと露伴先生のオトコマエ度が一段とアップしててウハウハでした。いきなり破産してるし!それにしてもジョジョ小説が売ってない……。

<クレイモア>
シスターラテアは自分を追って来たクラリス、ミアータと組んでラボナに現れた覚醒者を倒そうとしましたがクラリスは粛正優先でした。シドもビックリ想定外のダメっ子でした。クラリスがガラテアの粛正を優先したのも別に組織の命令こそが絶対と洗脳されてるからとかそんな難しいモンじゃなくて単なるダメッ子だからってカンジですよね〜。とりあえず強さ的に覚醒者>ガラテアなのでガラテアを先に殺っとこう(もちろんミアータ任せ)と、行き当たりばったりに考えたとしか思えません。落ちて来たシドを受け止めきれてなかったりダメ描写が細かすぎる。一応クレイモアの組織は世間では怪物退治のための正義の組織で通ってるのだから一般人の眼前で化け物無視して仲間割れなんて、クラリス(八木先生)の考えが全然わかりません。これからどうするつもりなんでしょ?

<世界の中心で太陽に吠える>
いやあ誌面から全くやる気が感じられません。ちゃんと下書きして描いたのか?輪郭線がおかしいぞ!ギャグもふ〜んと思える所はあっても笑える程でもないし。今時左門豊作ネタってどうよ!絵もギャグもインパクトも薄くてギャグマンガでこんなに自己主張薄くていいのか!?でもそんな薄さ加減が私は大好きなのであります。応援してます!

<まつりスペシャル>
と、SQの中で一番面白いのがコレだと思います。周りはゴツイ男ばかりだから細めの男を好きになったというのはよくある話ですが、『滑る様に歩く姿』を見て好きになったという所が説得力抜群ですね。好きになったきっかけがカッコイイからだけでなく、雨の中捨て犬を拾ってるのを見たのでもなく、姿勢よく歩いてる姿!これがあるから読者の方でも諸角は最低のチャラ男に見えるけど意外に折り目正しいきちんとした男なのかもと思ってしまいます。どうもSQは面白いけど続きが気になる作品が無いというか、月刊誌なのに『これって何かの雑誌の増刊号?』と勘違いしてしまう程次号への引きが弱かったのですが、この作品はちゃんと次号への期待を引っ張ってくれます。早く続きが読みたいです。
by minonetsu | 2007-12-05 20:51 | ジャンプ感想
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