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スペイン旅行記<その2>

<スペイン3日目>
本日からミノネツ一人で自由行動!ミーナさんとアリーナさんはマドリッド市内のホテルまで送ってくれました。バチさんは朝早くレストランに出勤してしまったのでちゃんとお別れも言えずじまいでした。お世話になりました〜!!しかしアリーナさん地下鉄は初めてみたいで駅はここでいいか路線は間違ってないか通行人に聞きまくってる始末。「やっぱりこの路線は間違ってる!降りなきゃ!」「いやいや合ってる合ってるって!」というやり取りを何度したことやら。ううっ…折角案内してくれたのにすんませんが恥ずかしかったです…こんなん案内図見ればすぐ分かるのに…

で、ホテルに荷物を置いていよいよ観光!マドリッド近郊に世界遺産がいろいろあるのでとりあえず私はバスターミナルから宮殿のあるアランフェスって所に行く事に。二人が(通行人に道聞きまくって)バスターミナルまで連れてってくれたのですが、何か違う…地図の道順と違う気がする…でも私地図読めないからこれでいいのか…??って、やっぱ違う!これって市内観光バスではありませんかーー!どうも遠出は心配だから市内観光にしときなさい。とアリーナさんが気を利かせてくれたみたいなんですが…。いきなり勝手にプラン変更されて「私は何度も旅行行っとるんじゃーー!地下鉄も乗った事無いヤツに心配されたくないんじゃバーカバーカ!」と不機嫌モード。何とかミーナさんが間を取り持ってくれて(バスターミナルは遠くなってしまったので)電車でアランフェスに行く事になったのですが、アリーナさんが駅員さんに尋ねてみると「無い」とのこと。無いってなんだ?駅の時刻表にはちゃんとアランフェス行きが表示されてるのに!??宮殿が休みっつう意味なんでしょうか?ガイドブックにはそんなこと書いてないのだが。ここがミーナさんを介しての「スペイン語→ルーマニア語→日本語」会話の限界で「無い」の意味がさっぱり分かりませんでした。なんだったんでしょ?もうめんどくさいので美術館行くってことにして(月曜は休みだけど)安心してもらってにっこり笑ってここでお別れ!

で、せっかく駅に来たのだから電車乗りたいわ〜ということで、ドンキホーテの舞台になった風車のある街に行ってみる事にしました。ロシナンテの故郷だしね(違う)!スペインの電車は車内に落書きも無くてキレイです。2時間程ゆられて着いた所は時刻表もない無人駅。駅舎なんて崩壊してるよ!ガーン!!てっきり「風車とドンキホーテの街にようこそ!」みたいな看板が立ってる観光地だと思っていたのに案内板も何も無し。駅(廃墟)の前には自動車工場。どうやってキップ買って帰ろう…不安だ…。とりあえず風車を見ん事には来た甲斐が無いので風車目指して坂を上がってみる事に。土産物屋らしき店も閉まってて町並みはひっそり静まり返ってます。途中ホテルを見つけたからいよいよという時には人のいる駅までタクシー呼んでもらわないとな〜。ああもうセルバンテス様すみませんでした!ドンキホーテ読んだ事無いのにこんな所まで来てすみませんでした!日本に無事帰れたらちゃんと読みますんで!!と30分程坂を登った所でやっと風車発見!日本人団体観光客も発見!ギャーー!ラッキーー!風車の神様ありがとう!ロシナンテの神様ありがとう!すみませ〜ん。切符買える最寄りの駅教えてくんさい〜。と窮状を訴えた所、な、何とガイドさんが「自分たちもちょうど帰る所だから」と運転手さんと交渉してマドリッドまでバスで送ってくれることになりました。す、スゴイ!ラッキーすぎる!こんなことって本当にあるんですね!ガイドさん、運転手さん、快く同行許して下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。もうホント助かりました。旅先の親切が滲みるよ〜〜。旅行会社の名前は分かりませんがバスは「エステバン」の名前とツバメの絵が書いてありました。スペインに行ったら是非利用しましょう。

というわけで風車とマーフィー君の写真にはこんな感動エピソードがあったのです。
by minonetsu | 2008-04-06 14:17 | ミノネツトラベル(海外)
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