人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< ジャンプスクエア 07月号感想 北米版やりなおしレビュー<その3> >>

北米版やりなおしレビュー<その4>

◯魔物に襲われた船の修理のためラコニアへ。ガズス船長に船の手配を交渉するエウドロスとパトロクロス
日:「急ぎの旅なのだ、はやく戻らなければ」
英:「We'll fit if the goddess of war here heaves some of her luggage overboard」(われわれはたとえ海に投げ込まれた戦争の女神の荷物を引き上げることになろうともやりとげねば)
こりゃまた言い回しが回りすぎて何言ってんだか?なセリフ。自動翻訳機みたいな訳でスンマセン。ちょっとわかんなかったです。

日:「それは助かる!その船をゆずってはもらえないかな!」
英:「Oh please,At least my bags are full of weapons and not cheesy souvenirs for Lily tha Dancer」(ぜひとも頼む!少なくとも私の荷物は武器でいっぱいで、踊り子リリィへの安っぽい土産じゃないからな)

こちらはパトロクロスのセリフ。踊り子リリィちゃんですが、日本版ではこの後エウドロスがリリィちゃんにお金をつぎ込んだ話くらいにしか話題に上がってこないんですが、北米版ではこんなカンジにパトロクロスがエウドロスのリリィちゃん好きを皮肉ったり、エウドロスもその後も出番の度に踊り子リリィちゃんについて口にしてたりで、ちょくちょくエウドロスのリリィちゃんファンって設定を拾ってくれています。エライ!

その後廃坑に迷い込んだフローラを助けるイベントが発生します。ここらへんは特に大きなセリフの変更ナシ。北米版ガズス船長お手製のぬいぐるみは船の帆の布で作ったそうです。ごわごわしてそう~。

◯スパルタへ向かう船の中、同行の巫女さんたちがシュキオンをうっとり眺めています。ロコスの「またまたみんな見てるんですけど…」に続いて
<日本語>
シュキオン「いつものことです」
ロコス(話題は変わって)「オリンポスかぁ」
シュキオン「次の港はスパルタです。スパルタからは歩いていくことになりますね」
<英語>
「Yes,yes…the story of my life.All these silly mortal women can't resist me」(はいはい…いつものことですよ。愚かな人間の女性たちはみんな私に抵抗することはできませんからね)
「You say"mortal"like it's a bad word…」(あんたさ、”人間”をいい意味で言ってないように思えるけど…)
「I despise their petty jealousies …We shoud reach Sparta soon」(彼らの卑しい嫉妬心を軽蔑しますね。…もうすぐスパルタに到着です。)

ぐへーー!やっぱりシュキオン冷たい!キャラ違う!こっちのほうがアメリカの女の子にウケるのか!?以前の人間嫌い発言は兵士に魔物扱いされて追われていた後のセリフなので「人間なんて…」的な発言が出てきてもおかしくなかったんですが、今回こうやって日本版にないセリフをわざわざ入れてロコスにも確認させてるということは、そういうキャラクターにしたいってことですよね。日本版でもこれまで不死ということでたぶんいろいろあったんだろうな~?とは思うのですが、それはそれで吹っ切れて面白おかしく暮らしてるカンジなんですが、北米版はまだふっきれてないのか!特別な自分が好きで嫌いな中二病罹患中か!まあとにかく日本版でのシュキオンがボケてロコスが突っ込むといった和気藹々とした雰囲気が感じられません。無口と厭世家に挟まれてロコスやりにくかったろうな~。
by minonetsu | 2012-05-31 10:06 | ヘラクレスの栄光
<< ジャンプスクエア 07月号感想 北米版やりなおしレビュー<その3> >>